ディベート道場 | 田村洋一

「論理的共感力」を磨く

 

教育ディベート(アカデミックディベート)によって何を学ぶのか、何を得るのかについてあらためて考えてみます。

 

一般的にディベートは、ひとつの論題をめぐる論戦によって成り立ちます。ひとつのトピックを肯定するか否定するか、2つ以上の政策オプションについて議論を展開します(論題を否定する場合にも「現状維持」「対抗提案」「検討審議」など複数のオプションが可能です)。

 

論戦によって磨かれる力のひとつは、主張を明示し、論理的に説明し、あらゆる反論や批判から自分たちの主張を守る能力です。ちょっと攻撃されて論を引っ込めるようでは深いコミュニケーションになりません。あらかじめどんな反撃が来るかを予想して再反論を用意しておき、仮に予想外の反論が来てもその場で考えて言うべきことを言うのです。

 

この議論力・反論力は、ディベートを学ぶメリットとして第一に挙げられることが多いものです。

 

一方、これはディベートによって磨かれる力の半分でしかありません。いや、半分以下です。表に出てくる議論力の裏にあるのは「複雑な課題の構造を理解し、多様な視点を認知する能力」です。

 

言い換えると、ディベートによって磨かれるのは「論理的共感力」です。

 

このことはあまり語られることがありません。ディベートと言えば「ああ言えばこう言う」と弁の立つこと、ロジックと口先で戦って負けないことばかりが強調され、「論理的共感力」についてはほとんど知られていません。

 

なぜ優れたディベーターが効果的な反論をできるのかを考えてみればわかります。それは論敵の反論の強さと弱さを熟知し、議論を再構築できるからです。批判に一理あることを知り、批判の意味を変えることができるからです。感情的な共感ではなく、論理的な共感ができるからです。

 

その議論を聞いた瞬間に「それは一理ある」と察知し、その重要性を認知することができます。したがって重要な反論を見逃すことがありません。

 

そして - ここが最も重要なポイントなのですが - 試合が終わった後で敵の反論を受け入れて持論を再考することもしばしばあるのです。

 

試合中に負けを認めることはありません。サッカーの試合中に自分のゴールに向かってシュートしないのと同じことです。ディベートは競技ですから、試合が終わるまでは勝ちを譲らず、負けまいとして最後まで戦います。

 

試合が終わったら話は別です。相手の議論に大いに影響を受け、自分の考えが間違っていたことを認めることもあります。むしろそのほうが面白いのです。

 

ディベートして議論に勝つのは面白い。しかし負けて学ぶのはもっと面白い。そして勝ち負けのプロセスを通じて論理的共感力を磨くことは一生の宝になります。

 

「負けるが勝ち」という日本の故事の意味を、ディベートはあっさり変えてしまいます。争わずに勝ちを譲るのではなく、争った末に負け、負けから共感を深め、口先だけではなく、多様な視点への認知力を高めていくことこそが真の勝利ではないでしょうか。

 

『ディベート道場』トークイベント動画

 

2017年9月、書籍『ディベート道場』の出版記念トークイベントの動画です。是非ご覧ください。

 

テーマ
「なぜ今ディベートなのか」「民主主義に向かうためのディベート」「パトス(共感)・ロゴス(論理)・エトス(信頼)」「ディベートはどう活かせるのか」

 

 

パネリスト

佐々木俊尚(ジャーナリスト・評論家)

山中礼二(グロービス経営大学院教員・インパクト投資家)

田村洋一(組織コンサルタント・教育家)

 

ディベート道場で目指していること

 

ディベート道場では「議論に強くなる」ことを最終目標にしていません。議論に強くなるなんてことは、長い人生や豊かなビジネスにおいては、比較的どうでもいいことです。ましてや勝ち負けなど本当にどうでもいい。

 

ディベート道場で目指していること、そして実現していることは、議論の稽古を通じた思考力と意思決定力を高めることです。そのプロセスで生まれている副産物は、豊かな人間関係や大切な価値観の発見です。

 

ディベート道場に来てほんの少しの期間にディベートの稽古をした人たちが、物の見方や考え方が変わった、仕事におけるリーダーシップや人間関係が変わった、頭がすっきりするようになった、社会の出来事に以前とは違う興味関心が湧いてきた、などと口にするのをずっと耳にしてきました。

 

ディベートを知らない人がその無知ゆえにディベートを怖れたり否定したり批判したりします。日本人には合わないなどという暴論を吐く知識人さえいます(しかも少なくありません)。今の時代はディベートよりもダイアローグだ、などと言って無知をさらけ出す人もいます(ディベートなど当たり前である欧米社会において議論よりも対話を重視しようとする風潮を、文化的背景も知らずに請け売りした結果です)。

 

無知や無理解の多くは、ディベートの目的を知らないことに根ざしています。ディベートにおいては勝つことが目的ではありません。それは試合の目的です。試合において必死に勝敗を争うプロセスから知性が磨かれ、洞察が生まれ、深い理解や速い決断が可能になります。

 

スポーツの目的は勝つことでしょうか。それは試合における目的にすぎません。スポーツによって磨かれる心身の健やかさがあるように、ディベートによって磨かれる知的能力があります。

 

それは多くの先達の実績によって証明されています。机上の空論ではありません。

 

 

(書籍『ディベート道場』インタビューより)

 

友末優子 (欧州系製薬メーカー マーケティングマネジャー)

“思考の訓練をすることで、自分自身の努力で脳みそのシワを増やせる、これがディベートのすごいところです。ディベートを通じて一歩進んだ深い思考ができるようになる。自分を高められる。私もその恩恵に浴しています。ディベートは人生の可能性を広げてくれます。仕事に活かせる場面も多数あり、そして、人生を豊かにします。”

 

山中礼二 (グロービス経営大学院専任教員・インパクト投資家)

“私は大学院で教員をする中で、議論をファシリテートすることがあります。ある人の議論、それに対する反論、ひとりひとりの議論が全体的にどのように位置づけられるべきなのかという構造を見ることに役立ちます。どちらが肯定して、どちらが否定しているのか、議論はクラッシュしているのか。議論を自分の頭にマッピングすることで、俯瞰しやすくなると思います。これは、ディベートのジャッジと同じようなことをやっているんですね。”

 

佐藤義典 (ストラテジー&タクティクス株式会社代表取締役社長、ベストセラー『図解 実戦マーケティング戦略』著者)

“僕はメルマガを書くときも、本を書くときも、コンサルティングするときも、全部ディベートを使っています。自分の意見を検証するために自分の意見を書き出して、それに対して自分で反論する。僕はこれを徹底的にやります。(…)議論の弱点を見つけられることは、すごく大事です。それは、別に人をやり込めるためではなく、自分の身を守るというか、自分の主張をより強くするために必須です。自分が自分の議論に対する最強の批判者でないといけない。自分のため、自分の身を守るためにです。ディベート以外でこれを得られる教育機会を、僕は知りません。”

 

森川勇治 (株式会社ウェッブアイ代表取締役社長、早稲田大学・フェリス女学院大学非常勤講師)

“ディベートは、この真理を多角的に見るチャンスを与えられるものなんです。だって、くじ引きして肯定側か否定側を論じることが決まるわけですから、絶えず両方の視点を持っていなければいけませんよね。それは、物事の吟味において、すごく多角性を広げることになるんです。それで間違いを減らすこともできます。僕は(ディベートによって、真理を多角的に見ることで)人間の選択の余地が広がると思っています。通常は見つけられない選択を、見つけることができる。それと、ディベートをすると、お互いがわかり合えるんです。それぞれ、ある決められたひとつの見方だけで対話すると戦争になってしまう。しかし、両サイドから物事を見ることができれば、もっと世の中が平和になりますよ。”

 

北野宏明 (ソニーコンピュータサイエンス研究所代表取締役社長、システムバイオロジー研究機構会長)

“基本的なディベートスキルでは、特にリサーチの部分が役に立っていますね。あとは、自分がつくったケースに対して否定側がどう言ってくるか。それに対する反論はどうするか。これらをずっと考えるというところが、大変役に立ちます。分析でも、エビデンスのクリティカルリーディングもよくやるでしょう。「こう言ってるけれど、本当はどうなんだろう?」とかね。そういった情報評価の部分は、ディベートでかなり鍛えられます。”

 

道場であつかった主なテーマ(2015年〜2017年)

 

「ドリーム、シャドイング、フローテイキング」

・ディベート道場の目指すもの
競技ディベートのシステム
合理的意思決定とは何か
・参加メンバーの目指すこと(ドリーム)
・話す、聞く
聞きとる→書きとる→理解する→検証する→反論する
・新聞の社説を使った稽古
再構成と反論
カンバセーショナルディベートConversational debate
ディベートの構造を日常会話に応用する

 

 

「アーギュメントと立証」

・シャドウイングの稽古
朗読されたものを耳で聞きながら口で繰り返す、という単純な稽古。稽古の目的は、相手の言っていることをひと言も漏らさずに聴き、聴きながら同時に議論内容を再生する、そのプロセスによって耳と口と頭を鍛えること。
・ディベートゲーム「悪魔の代弁人」
1.「これは正しい(だろう)と思うこと」を箇条書きにする。
2.なぜそれは正しいと言えるか立証する。
3.悪魔の代弁人
ステップ@聴いて理解する
ステップA反論、批判する

 

 

「立論」

・フレ−ミングを変える稽古
「それはかえっていい!」
・リフレームして視野を広げる
・事実、価値、時間軸、機会、空間、因果関係etc
・ディベートのプロセス
価値観の再検証、思考パターン開発、観点を増やす活動
・立論のプロセス
リサーチと立論の関係、ストックイシューについて学ぶ。

 

「ターンアラウンド、システム図」

・ポリシーディベートを楽にする
論題のエッセンスに近づき、小さいドミノを倒す。
・ターンアラウンドの稽古
事実、価値、政策、時間軸で考える。
・システム図は何をあつかうのか、因果ループ、因果連鎖図を描くなど、システム図を学ぶ。

 

「戦略と判定」

・どこで試合に勝つか、ジャッジにどんな判定をさせるか、そのためにどんな立論や反駁が必要か、フローシートを右から左へと遡って判定と戦略を学ぶ。

 

「エピステモロジー(認識論)」

・Epistemology エピステモロジーについて学ぶ。「それが本当だとどうやってわかるのか」ということ。
例えば、「日本は原則すべての国民に生活に最低限必要な現金を無条件で支給する制度を設けるべきである」という命題を肯定したとき、どうやってそれが「正しい」「確からしい」「望ましい」とわかるのか。Epistemologyの観点からディベートにおけるデシジョンルールやpresumptionなどについてレビューする。

 

 

「パラダイム」

・パラダイムとは何か、ディベートにおけるパラダイムなど、パラダイムの基礎を学ぶ。
・ストックイシューパラダイムの考察と実践。
・ポリシーメイキングパラダイムの考察と実践。

 

「フレンドリークリティーク(Friendly Critique)」

・友好的な批判(フレンドリークリティーク)を学ぶ。
・フレクリプレテスト(Pretest for friendly critique)で基礎を学ぶ。
フレンドリークリティークの基礎、議論を構成する3つの基本要素、優れた議論の特徴、敵対的な批判、客観的な批判、友好的な批判など。
・フレンドリークリティーク演習。

 

 

「カンバセンショナルディベート(Conversational debate)」

肯定、否定、、モデレーターの3人1組に分かれて、会話的ディベートを学ぶ。
準備なしに、お互いに知っている範囲でディベート的議論をする。勝敗無し、スピーチ順番なし。
日常に、仕事に使えるディベート術を稽古。

 

ボーナスセッション「モデルディベート」

論題「日本は、公共の場におけるヘイトスピーチを法的に禁止すべきである」
実験的なモデルディベートからディベートの本質と可能性を観察。
ジャッジに株式会社ウェッブアイ代表取締役社長 森川勇治氏を迎え、試合の解説とディベートの有用性についてお話し頂く。

 

 

「インパクト」

・「インパクト」の3Kモデルを学ぶ
kekka結果(Outcome)×kachi価値(Values)×kachi勝ち(Win)
・インパクトを探る稽古
1.結果、価値、どこで勝てるか考える
・インパクトを多面的・多元的に考える

 

「ディベートゲーム」

「FG〜Fiat Game」
「TG〜Thank God〜」
「DA〜Devil’s Advocate〜」
「FC〜Friendly Critique〜」

 

 

ほか、「ストップモーションディベート」「クロスイグザミネーショントレーニング」など

 

ディベート道場の活動

 

ディベートは日常会話とはかけ離れた活動です。日頃の生活でディベートのように真っ向から議論をぶつけ合うことは、(日本においては)滅多にありません。

 

一方で、ディベートはそれほど特殊な方法ではありません。必要となれば誰もが学び、誰もが実際に応用できることなのです。

 

ちょっと説明しましょう。

 

仕事や生活の場面で「これはどうすべきなのだろう」「本当はどうなのだろう」「何が正しいのだろう」などと考えるとき、私たちは自分の知識や経験、偏見や先入観に基づいて大抵のことを決定しています。

 

会社や学校などで物事を決めるとき、多数決や少数者の独裁、場の雰囲気や序列が上位の人の支配などによって事態が動いていきます。

 

ディベートはこうした意思決定の場面において、

 

1.どう考えるべきか
2.何を伝えるべきか
3.どう決めるべきか

 

を助けるための合理的な仕組みです。

 

ディベートは「ああ言えばこう言う」というような口喧嘩では決してありません。

 

物事を根本的に考え、考えたことを具体的に伝え、伝えられたことに基づいて意思決定していくプロセスです。

 

ディベートを学ぶ人は、特別な頭脳や性格の持ち主である必要はありません。

 

普通の人たちが、自分の頭で考え、仲間や同僚にそれを分かち合い、合意を形成していくための頭の使い方や言葉の使い方をトレーニングしているのです。

 

ディベート道場に集まっている人たちもいろいろです。

 

会社勤めのビジネスマンやOLもいれば、主婦や学生や音楽家や建築家や法律家やマッサージ師もいます。

 

皆それぞれがディベートを学び、頭脳を鍛え、思考力を高めて、仕事に活かし、自分自身や自分のチームを高めていこうとしているのです。

 

ディベート道場は、自由です。

 

 

ディベート道場コース案内

 

入門者から経験者まで色々な習熟度の人たちが一緒に学び合う、STARクラブディベート道場のメンバーを募集します。

 

今期もリモートでディベートを学べるセルフトレーニングコースを開講します。 詳細は<セルフトレーニングコース>をご覧ください。

 

皆さんそれぞれの目的と都合にあわせて、できるところからスタートできます。
※ディベート大会への参加。セルフトレーニングコースの基礎稽古への参加は強制ではありません。

 

ディベート道場には二つのコースがあります。

 

<一般道場生>

 

◆期 間:1年間 全15回(2018年4月-2019年3月)

 

◆対 象:
「ディベート入門者」「試合してみたい」「試合で勝てるようになりたい」「試合はしないがディベートのテクニックを習得したい」「ディベートマスターして、あらゆる場面で使いこなせるようになりたい」などさまざまな目的をもったメンバーが集まります。

 

◆一年間の受講費:
(一般価格)129,600円
(法人価格)270,000円
その他、学割など各種割引があります。お気軽にお問い合わせ下さい。

 

◆会 場:中央区区民館(開催日の1週間前にお知らせします)

 

◆講 師: 田村洋一

 

◆その他:
・試合は本道場のプログラムに含まれます。その場合、必ずしも道場生全員が試合をしなければならないわけではありません。試合をしないメンバーはスピーチを書き取ることやジャッジの仕方を稽古します。

 

・道場を欠席した場合、その日の講義を後日セルフトレーニングコースの音声で聴くことができます。(音声ファイルの視聴も本講座の料金に含む)

 

ディベート道場生の声

 

 

 

 

能力を短期間に高められる

 

医師・研修講師 守屋さん 

 

 

 

私は、ディベート道場に参加してちょうど一年になります。大げさではなく、ディベートは自分の様々な能力を短期間に高めてくれました。

 

特に変化を感じているのは、ワークショップや会議のファシリテーションをしているときです。

 

ディベートでは、日常会話の何倍ものスピードで話す相手のスピーチを聴きとり、それを構造的に理解して、反論を考えるというトレーニングをします。さらに、それを試合という緊張感のある場で体現する必要があります。

 

それを繰り返すことで、日常のコミュニケーションにも「余裕」が産まれていきました。

 

もともと、私は聞いた話を論理立てて頭の中に納めることが苦手で、話を理解することにエネルギーを注ぎすぎてしまい、視野狭窄に陥る場面が少なくありませんでした。

 

しかし、ディベートの訓練を積むことで、話し手に耳を傾けながらも、「この話し合いのテーマと今の話はどう関連しているのだろう?」などと話を俯瞰的に捉えたり、「この発言に対して場はどう反応しているのだろう」という非言語情報を間接視野で捉えることができる瞬間は確実に増えていきました。

 

他にも、リサーチ、プレゼンテーション、ライティングスキルなども向上しました。とにもかくにも試合に参加し続けることで、色々な能力を短期間に高めることが出来ました。自分でも驚いたのは、英語のヒアリング能力まで上がったことです(英語でディベートすることはありません)。

 

ひとつ残念なのはディベートが「敷居が高い」と感じられてしまうこと。自分も最初は「頭の回転が早いロジカルな人向けの技術」との印象があり、道場に参加するかどうか何年も迷っていたほどです。

 

しかし、蓋を開けてみれば論理的思考がそれほど得意ではない自分でもスムーズにディベートの世界に入っていくことができました。

 

その理由の一つは、ディベートがチームで行うものであり、自分に足りない部分はパートナーに補ってもらえるということがあります。そのため、いきなり高いハードルを越えることを要求されたことはありません。裏返せば、初心者であっても自分がすでに持っている強みや経験で貢献していくことができるのです。自分はディベートが論理的思考のみが求められるものだと誤解していましたが、実際には様々な能力が求められます。自分のもともとの強みである発想力は立論を考えるときに役立ちましたし、研修講師としての経験はスピーチに活かすことが出来ました。自分の強みを活かした貢献もしつつ、ステップバイステップで成長することが出来るのがチーム制の特徴だと思います。

 

もう一つの理由は、ディベート道場にはメンバーどうしがお互いに学び合い、支え合うエコシステムがあるからだと思います。Facebookで疑問を投げかければ、すぐに誰かからヒントが返ってきます。立論のブラッシュアップをしたければ、Zoomで誰かが相手をしてくれます。初心者には初心者のための手厚いサポートが得られるのがこの道場の強みです。

 

たしかに、働きながらディベートの試合に臨むことは楽ではありませんしプレッシャーもあります。しかし、勇気を持って飛び込みさえすればすぐに泳げるようになるものですし、胸躍るような知的探求の世界が待っていると思います。

 

 

 

 

性格が変わる!

 

システムエンジニア 安藤さん 

 

 

ディベートを学んで変化したことは?

 

・仕事
相手の話を理解しやすくなりました。ディベートを学ぶことで、相手の主張に対する”根拠”をしっかりと理解しようとする癖がつきました。根拠を明確化することで、相手の考えをより理解しやすくなりました。

 

・私生活
頑固な性格が少し改善された気がします。テレビや権威がある人の意見を妄信することが良くありました。ディベートを学ぶことで、自分が信じていたこと以外にも色々な意見、色々な根拠があることが分かりました。

 

ディベート道場の良さは?

 

・ディベートを日常に活かす方法について考える機会があるところ
道場で学んだことについて、日常でどのように活かせるかを意見交換する時間があります。とても参考になる考えが多く出てくることに驚いています。

 

・ディベート大会に参加できるところ
道場で学んだことを試合で実践することで、より学びが身についたと感じています。また、日々忙しい中でパートナーと協力して試合の準備をした結果、試合後に言葉にできない感動を味わえました。

 

 

 

 

客観的思考をトレーニングできる!

 

教育 安本さん 

 

 

ディベートを学んで変化したことは?

 

ディベート思考のトレーニングによって、客観的な視点を意識付けることが可能になりました。思考をトレーニングできることを体験し、その効果によって、仕事や組織内で起きている問題に気づくことができ、問題の渦に巻き込まれなくなったり、人間関係においても付き合い方に適度な距離を保てるようになりました。

 

ディベート道場の良さは?

 

一番の良さとしてあげられるのは、居心地の良さです。道場内の自己組織化により、勉強したい人が勉強したいことを、やりたい時にやりたいだけやれる仕組みが少しずつできあがってきています。そういう空間は社会人にとっては大変ありがたい環境で、学びを自分のペースで無理なく取りに行くような感覚で居心地の良さを感じます。

 

 

 

 

仕事に直結する能力を身につけられる!

 

システムエンジニア 40代 

 

 

ディベートを学んで変化したことは?

 

・ディベートの試合の中で最大限のパフォーマンスを発揮することを意識してトレーニングしていく中で、頭脳のSPEC(CPU,メモリ)が上がり、仕事が早くなりました。それにより、会議で話を纏める力や、上司や部下に話の要点を伝える力を身につけることにもつながったのではないかと思います。

 

・限られた時間の中で、ディベートの準備・リサーチをする中で、時間のマネジメント能力が付きました。スケジュール全体の中で今やるべきことは何か、とか、この課題を今の1時間でクリアするためにはどうすればよいか、など意識して仕事ができるようになりました。

 

・ディベートの試合のテーマについてリサーチしていく中で、医療、外交/軍事、選挙、移民政策など、様々な政策、時事問題について、専門家ではないなりに自分で調べてみる力が付きました。

 

・ある政策のテーマについて、何が問題で、何をすれば、どのくらい問題が解決できるかというストーリーを文章にしていくことで、今ある状況を整理して、問題を抽出して、解決策を考える力が身に付きました。

 

ディベート道場の良さは?

 

師範と道場生の人の良さだと思います。いろんな仕事、年齢の人が集まっていて、みんな自主的に、前向きに学ぼうとしています。誰かに強制されている訳ではないのですが、先輩は後輩にスキルを教えて、稽古したい人はスカイプ稽古を自分で立ち上げていくということを自発的に行っていくという雰囲気(風土)があります。社会人として仕事などをやりながら、ディベートの試合の準備をしていくことはとても大変なことですが、そういう雰囲気に後押しされて、少しずつみんなで上達していけるということろが、ディベート道場の魅力だと思います。

 

 

 

 

 

思考訓練と日々の習慣の変化がもたらしたもの

 

会社員 ちかさん 

 

 

5年半前、40歳になった年にディベートを始めました。2週間後に試合を控えた友人の突然のパートナー離脱がきっかけで、その離脱した人の代わりに私が大会に参加することになり、そこからディベートのキャリアがスタートしました。

 

2週間、必死で準備をして試合に臨みました。立論を作るのに途方もない時間がかかり、なんでこんなことを始めてしまったんだろうと後悔したりもしました。なんとかスピーチ原稿を作り試合当日を迎えて、これが最初で最後の試合だと思っていました。

 

しかし辞めなかったのは、仕事ですぐに変化があったからです。大会の直後、職場で上司と仕事の課題について話し合っているとき、上司の話がスローに聞こえるようになっていました。以前より私の脳は複雑なことを速く処理するようになったためそう感じたのだとわかりました。2週間の準備と1試合から得られた成果がこれならば、もう少し続けてみようと思いました。その結果、仕事や人生を大きく変えることになっていきました。

 

わたしにとって年に3回の大会出場のためにディベートをやり続ける、というのは単に論理的に考え、議論できることだけを目的としていません。自分の弱点をひとつずつ克服していくことに繋がっています。日常が忙しくてほとんど時間が取れないときは短い時間を有効に使うこと、試合までに納得のいく準備はほとんどできない中で最大の結果を出すにはどうしたらいいか、パートナーとの話し合いでどうすれば早く合意形成できるか、気分がのらなくても作業を先に進めなければならない、ディベート以外の重要な予定との調整や両立など、ここであげられることは仕事の環境と似ています。

 

こうした思考の訓練と日々の習慣の変化によって、自分を取り巻く環境は少しずつ変化していきました。いま、新しいものを作る仕事をして充実した日々を過ごしています。

 

しかし試合の勝率は低く、まだまだ伸びしろがあるのが嬉しいところです。私が目指していることを達成するために、もっと強い思考力とコミュニケーションスキルが必要だと感じています。

 

 

 

 

部活のような充実度!

 

マッサージ師 30代 

 

 

ディベートを学んで変化したことは?

 

議論に勝ち負けがつくので、自分の実力が客観的にわかること。

 

ディベート道場の良さは?

 

試合参加が決まるとその準備で日々が部活動のようになること。

 

 

 

 

表現力、交渉力が身につく!

 

音楽家 佐々木さん 

 

 

ディベートを学んで変化したことは?

 

・漠然とした考えや感覚を短い言葉で明確に表現する力がついた。
・いつの間にか、一番苦手だった交渉力がついた。

 

ディベート道場の良さは?

 

・チームを組んだり、一緒に稽古することで、自分の思考のクセを知ることができる。
・みんなが変化し成長する姿を見れるので、励みになる。

 

 

 

 

ディベートをやって鍛えられること

 

編集 糸賀さん 

 

 

「重要なこと(価値やインパクト)+得られる成果を考える」

 

仕事のミーティングや取引先との相談事の際、これが非常に役立ちます。
「そんなの当たり前だよ」と思うかもしれませんが、ディベートをやればやるほど「実はほとんどできていない」ことに気づく、または、今までとは違うレベルで考えることができるようになると思います。

 

「発想を広げる」

 

ディベートをすると「もし○○をやったとしたらどうなるか(What if)」という思考を磨くことができます。
「それは相手が許してくれない」「それは○○だからできない」という理由で思考を停止させずに、可能性やアイデアをどんどん膨らませていくことが出来るようになると思います。

 

「フレンドリーな突っ込み」

 

ふだんの仕事などで相手に質問や反論がある場合、フレンドリーに突っ込みを入れられるようになります。
思わず感情的になって敵対してしまうことや関係がギクシャクすることを避けられるようになると思います。

 

フレンドリーな突っ込みに関しては田村師範の下記記事を参考にどうぞ。

 

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■フレンドリーな批判■

 

批判には、その目的と効果によって少なくとも3種類あります。

 

ひとつめは、世間で最も多いタイプで、批判対象を貶める批判です。敵をやっつけて鬱憤を晴らし、自分が高みに立って溜飲を下げるものです。品の悪い批判が多く、新たな価値を生み出さないことがほとんどです。人格攻撃は余計な悪感情を生み、客観的な議論の検討を妨げます。

 

ふたつめは、建設的な批判です。これは誤った論を粉砕し、新たな論を構築するために有効です。批判対象を貶めることは狙いではなく、あくまでも誤謬や詭弁を退けることが目的です。必ずしも説得を目的としていません。少なくとも論的を説き伏せることは目的ではありません。論争を見守る観衆に対して判断材料や判定基準を提供することが狙いです。

 

三つ目は、友好的な批判です。これは話し相手に対してフレンドリーに批判をプレゼントし、「よかったらどうぞ」と差し出すもので、三つの中でもっとも難しいタイプの批判です。よかれとおもって差し出しても断られることも多いものです。

 

皆さんが目にする批判はどのタイプでしょうか。

 

教育ディベートにおいては、2番目と3番目の批判ができるための思考を訓練しています。ディベートを教育目的で行う人は人格攻撃や他者非難に興味がないのです。

 

ディベートの試合をする人は、相手チームを貶めることや説き伏せることにかまけている時間がありません。あくまでも判定者であるジャッジに対して有効で説得力のある議論をプレゼントしようとします。これが建設的な批判につながります。

 

人格攻撃しないからといって甘い反論になるわけではありません。むしろ徹底的に反論し、誤った議論をとことん粉砕します。それによって対立する議論が成り立つ場所を築くのです。人格ではなく、議論内容が肝心です。

 

そしてディベートの試合を判定する人は、判定理由をディベーターにプレゼントします。これはフレンドリーな批判です。

 

ディベートの試合においては、それがどんな試合であっても必ずどちらかが勝ち、どちらかが負けます。引き分けはありません。これはゲームのルールのようなもので、ディベートが合理的意思決定の演習であることを支える重要な要素です。

 

ディベートの試合を判定するジャッジは、自分の責任で全ての議論を傾聴し、全ての議論に判断を下し、最終的な結論を出さねばなりません。その結論をディベーターに提示しなければなりません。試合の判定と判定理由がディベーターへのフィードバックとなり、それが教育・学習を促進するのです。

 

教育ディベートで建設的批判や友好的批判を学んだ人は、実生活でこれを活かすことができます。

 

先日ディベート入門講座でモデルディベートをやってくれたZさんが、相手の気持ちを逆なでせずに厳しいことを伝えることができるようになったと話していました。Zさんはディベートを始めて一年です。教育ディベートのトレーニングが現実生活に与える好影響を目の当たりにする思いでした。

 

(サンタフェ通信2018.3.30より)

 

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パーソナルな問題を解消し生き方まで変えてしまう

 

主婦 佐藤さん 

 

 

ディベートを学んで5年目、今までたくさんの変化があったなかで自分にとって一番インパクトが大きいと感じたのは、パーソナルな問題の重要度がどんどん下がり問題がほぼ解決した状態になったこと、それによって問題解決思考ではなく、創造的な思考に変化したことです。

 

その過程を自分なりに整理してみました。

 

ディベートを初めて1年目で、自分の感情と意見に線引きできるようになりました。ですから、人から批判されることがあっても自分を攻撃されていると感じることはなくなりました。

 

2、3年目に道場内の大会で一度優勝したことがあり、その際にはパートナーの力が大きいのもありましたが、私自身もできる限りの準備をして試合に臨んだため、いつも緊張するはずの試合がすごくリラックスして落ち着いてできました。

 

この経験によって自己肯定感がなかった私は自信を持てるようになりました。この自信が後の創造的思考になるための大きな変化になったと思います。

 

3、4年目に入ると、ディベートの理解も始めた当初に比べて少しずつ進み、物事を客観的に細かく分解するということが理解できるようになりました。

 

ディベートで使いこなすにはまだまだ時間が必要ではありますが、細かく分解して考えるということを理解できると、今まで霧がかかって認識できなかったことへの理解が進み、認知が広がるような感覚がありました。その頃からディベート以外の日常生活や別の学びの認識にも変化が出るようになります。

 

自分の性格や考えや行動、昨年習い始めたコーチングや哲学などの理解が進み、物事の捉え方、見る世界が徐々に変化していきました。その中で、自分はどう生きていきたいか、何によって幸せと感じるか、という問いをたてて、初めて明確なビジョンを設定することができました。

 

ビジョンが設定されたことで、自分の行動が明らかになり、それに向けて必要な行動を起こすとさらにビジョンが明確になり、ビジョンへ進む動機へと繋がるといった流れにいるような状態です。

 

問題解決や苦手克服のような動機ではなく、やりたいことをやる、創造したいという動機で行動を起こせるようになったのは、ディベートで学んだ物事を客観的に細かく分解して理解できたこと、道場や試合での成長を通じてパーソナルな問題の自己肯定感やほかの問題も徐々に解消され自分自身を信頼することができたからだと感じています。

 

論理的思考や技術的なものを超えてパーソナルな問題を解消し生き方まで変えてしまう、そのくらいディベートはインパクトがあるものだと思います。

 

 

 

 

コミュニケーションが変わる!

 

弁護士 酒井さん 

 

 

ディベートを学んで変化したことは何ですか?

 

他人とのコミュニケーションの幅が広くなり、人との付き合い方が大きく変わっています。

 

まず、自分と意見が違う人の話を深く聞けるようになりました。皆さんは、自分と違う意見を聞くと、すぐに遮ったり反論したりしたくなったことはありませんか? また、興味のない話を聞かされて、内容を理解できなかったことはないでしょうか? 以前の私はそうでした。

 

そんな私もディベートを始めてから、自分とは異なる立場でのスピーチを考え、必死になって相手の主張を聞くという訓練を続けることで、話の聞き方が変わっていきました。ディベートではあるテーマについて必ず肯定と否定の両方の立場で主張を考えてスピーチします。相手の主張がどんなに突拍子のないものでも、理解して反論しなければなりません。否応なく、人の話、主張を深く聞くことの大切さを実感できます。さらに、練習を続けていると、相手の主張のポイントは何かということを限られた時間の中で考える力が付きます。自分と違う意見を聞いても、どこがどう違うのかと考えながら聞く余裕がでてきます。

 

次に、他人に自分の意見、思いを伝えやすくなり、もっと伝えたいと思っています。日本人はよく自分の意見を伝えるのは苦手だと言われますが、以前の私は食べ物や音楽といった個人的な好みについての簡単な話題でさえ、他人に自分の意見や思いを伝えることが億劫でした。

 

私がディベートを始めて気づいたことは、黙っていないで、とにかく意見、議論を言った方がいいということです。ディベートでは、どんなに優れた議論でもスピーチしなければ、ジャッジはその議論を全く判断してくれません。黙っていると負けてしまうのです。反対に、どんなに稚拙な議論でも、ジャッジは真剣に扱ってくれますし、相手方チームが反論できなければ勝つこともあります。意見、主張をどんどん表現できる姿勢と反論されることは当たり前という打たれ強さが自然と身につきます。さらに、不思議なことに、ディベートした相手とは人間関係もよくなっていきます。実際、ディベート道場生同士だけではなく、他の団体のメンバーとも交流ができています。黙っているよりも、自分の考え、思いを伝えた方がお互いに深く理解し合えるという、とても貴重な経験ができました。

 

ディベート道場の良さは?

 

一番の魅力は、マイペースで続けられることです。
何事も継続していけることが上達のコツだと思います。道場のメンバーは社会人ですが、仕事や家庭を持ちながらも、初心者の人や試合を何回も経験している人が一緒になってそれぞれの目標に向かって学び続けています。ディベートを学ぶ時間をつくるのは大変ですが、道場に出て、他の道場生と話をすることはいい気分転換になりますし、忙しい中で一生懸命ディベートに打ち込んでいる他の道場生の姿に元気づけられています。どうしても忙しいときは、道場を休むこともありましたが、後で講義の録音を聞くことができたのはとても役に立ちました。

 

また、道場では本気でディベートを学びたいと思えば、道場生同士で試合に出るための練習、準備を思う存分することができます。私もディベート道場に通い始めた頃、道場生同士でのスカイプを使ったディベートの稽古、練習試合に参加して、道場内の試合や対外試合(JDA主催の大会)に出たりしていました。道場をつうじてとてもいい仲間ができました。もちろん、試合の準備をすることは大変ですが、ディベートの試合で味わえる楽しさ、達成感は格別です。時間をかけるだけの価値は十分にあると思います。今年も時間が許せば、みなさんと一緒に試合をしたいと思います。

 

<セルフトレーニングコース>【通信コース】

 

◆対 象:
時間や場所の制約により、道場に参加できないがディベートを継続して学びたい方。
まずはディベートがどんなものか知りたい方など。

 

◆コース内 容: A「理論学習」+B「実践稽古」でディベート力を身につけていくことができます。

 

理論学習をしてから実践稽古をしたり、実践稽古をしてから理論学習をしたり、時間のない方は理論学習、または実績稽古だけでも選択ことができます。
理論学習と実践稽古を自由に有効活用して学ぶことが可能です。

 

A.理論学習
毎月行われるディベート道場の音声を聴く。
(音声は講義が行われた10日前後を目安にリンク先とパスワードをお知らせします。)

 

B.実践稽古
ディベート道場生の師範代による月1回のZoom(※)での基礎稽古です。

 

※Zoomの無料アプリケーションをダウンロードして参加します。 (https://zoom.us/download#client_4meeting)

 

◆1年間の受講費:64,800円

 

セルフトレーニング道場生の声

 

 

 

ディベートを学び実践することは、単に思考力や論理力のトレーニングに限らず、実際の生活や仕事に大いに役立ちました。

 

商社 横井さん 30代

 

 

「限られた時間で」最低限必要な情報が何かアテをつけること、その情報を集めること、そこから立論(アイデアを論理的に組み立てる)すること、それを他者に的確に伝えること、そこからフィードバック得て発展させること、など多くの能力を身につける事が出来ます。

 

 

 

 

「絶対なんて存在しない」と自覚できる。

 

公務員 せいじさん 30代

 

 

ディベートをやって「いい意味」で最初に戸惑うのは、さっきまで必死に論題を肯定しようと頑張ってた人が、次の試合ではその論題を否定側として徹底的に攻撃しなくてはならないことです。
こんな人格を2つ作るみたいな体験、ディベートをやらないとなかなか遭遇できません。
試合なんて…っと最初はビビってしまうでしょうけど、1回でも出場してみると遭遇できる本当に貴重な体験です。

 

「自分の意見」なんて現時点での自分の「仮説」でしかなくて、ディベートをしてみると、いかに独りよがりな意見だったのか自覚できます。「自分が絶対に正しい」なんて「思い上がり」だと知れるわけです。

 

この体験を通してみると、意見のぶつかり合いにあまり臆さなくなります。
「自分の意見」などという不完全なものに固執することがなくなり、素直に人の意見を聴き、いいところは吸収して、「より確からしい結論を探求」できるようになります。
また、副産物として(笑)、相手の論理の穴を見つけやすくなるので「質問の形」でやんわりと否定の意を伝えることも出来るようになります。

 

結局、意外に思われるかもしれませんがディベートのメリットは、議論に強くなるのもありますが、ニュートラルに上司・部下・家族・友達と肩の力の抜けた良好なコミュニケーションを取れるようになることだと思います。

 

〈セルフトレーニングについて〉

 

東京近辺に在住で日曜日に時間の都合がつく方ならライブ生をお勧めしますが、私のように子育てやら仕事やらでなかなか日曜日の都合がつけられない人はセルフ生をお勧めします。
ライブ授業の音声+静止画動画を好きなときに何回でも視聴出来ますし、師範のみなさんからzoom(ビデオチャット)で稽古をつけてもらえます。

 

また何より素晴らしいのは、試合に向けた道場の協力体制です。
ディベート始めてすぐ「試合に出る」と決めた私がなんとかやってこれたのは、面倒を見てくれた師範代の指導とこの協力体制のおかげです。
資料などもweb上で共有化されていますし、「zoomで練習試合をしたい」と宣言すれば、誰かしら対戦相手になってくれ、ジャッジをしてくれる人も現れます。
練習試合をしてみると、反対意見を言ってくれる人がいることがこんなにも貴重なことなんだ、と気づくことが出来ます。

 

時間の自由が効きながら、こうした恩恵に預かれることが、セルフ生の最大のメリットです。
たま〜にライブ道場にセルフ生も参加させてもらえる機会もあり、道場生と交流できることも楽しみの1つです。

 

 

 

 

人の意見を鵜呑みにしなくなった!

 

技術職 まなぶさん 20代

 

 

ディベートを学んで変化したことは?

 

人の意見を鵜呑みにすることが少なくなりました。私は今まで、誰かに主張や反駁をされると何も言い返すことができませんでした。
私はこの呪縛から逃れたいと思いディベートを学びました。今回のセルフトレーニングでは、道場の先輩の方に再反駁の練習をやって欲しいとお願いし、1年間やってきました。次第に相手に反駁されても臆することなく、思考を切り替えて再反駁が出来るようになり、フラストレーションが溜まらないレベルまで上達できました。

 

セルフトレーニングコースの良さは?

 

値段が安い!(笑)
値段が安いからあんまり上達しないじゃない? って思うかもしれませんが、希望者はスカイプ稽古だけでも上達します。自分は今回のセルフトレーニングだけで試合が出来るところまで上達しました。ディベートに興味がある方はまずスカイプ稽古からでもいいと思います。道場の試合を見学することもできます。これは、はじめまして学ぶ方にはかなりのメリットだと思います。格上の人と一緒の空間にいることは貴重です。

 

 

 

自分の好きな時間で学べる!

 

主婦 Aさん 

 

 

ディベートを既に学んでいる友人から、頭の回転がよくなったなどの話を聞いて興味を持ったのが、ディベートの勉強を始めたきっかけです。その他に、論理的に人に説明したり、人前で話すことが苦手で、それらができるようになりたいという目標もありました。学んでみて、論理的に思考して判断・表現する力、仕事で必要な様々なスキルが身に付くと感じます。ディベートは脳の筋肉を鍛えるという感じです。本を読むだけでこれらを身に付けることはなかなか難しいので、実践的に学べる機会は本当に貴重です。できればもっと早く学びたかった、と思うほど学ぶ前と学んだ後の頭の使い方の違いを感じます。仕事だけでなく身近なコミュニケーション構築でもよい影響がたくさんありました。子育てでも役に立っているところがすごいです。

 

 

師範 田村洋一

 

 

組織開発ファシリテーター。企業人教育、エグゼクティブコーチング、企業組織でのコンサルティングの豊富な実践経験と、多くの優れた教育家・コーチ・コンサルタントから学んだ経験を持つ。 2002年からメタノイア・リミテッド代表。著書に『人生をマスターする方法』(2008年)、『組織の「当たり前」を変える』(2006年)、『なぜあの人だと話がまとまるのか?』(2004年)、『プロファシリテーターの話がまとまる技術』(2011年)、共著書に『組織開発ハンドブック』(2005年)。

 

上智大学英語学科在籍中は日本国政府の政策を論じる競技ディベートに没頭し、全国大会、国際大会など複数の主要な大会で優勝。その後ニュージーランドや北米でさまざまなアカデミックディベートのスタイルに触れる。現在も審査員や講師、コーチなどの活動を通じてディベート教育活動に貢献している。1997年から2005年まで日本ディベート協会理事。主なディベート大会実績

 

1985年 Tokyo Intercollegiate Debate Tournament 優勝
1985年 East West Debate Tournament 優勝
1985年 International Debating Contest 優勝

 

ディベート道場の守破離

 

ディベート道場では参加者の人たちに自分の目指すレベルを尋ねています。

 

守: ディベートになじむ
破: 試合ができる
離: 何でもディベートできる

 

の3つのレベルです。今日はこれについてお話ししましょう。

 

守: ディベートになじむ
これだけでディベート道場を終えて行く人もいます。それでもいいのです。
ディベートは他のどんな学習活動とも似て非なる体験です。単にロジカルシンキングを学ぶのとは違います。単にスピーチを学ぶのとも違います。哲学を学ぶのとも違います。ダイアログサークルで対話に勤しむのとも違います。言ってみればそれら全てを統合したゲームとも言えます。
ディベートは頭を鍛えるだけでなく、身体と心を鍛えるゲームです。その体験から自分にとって必要な学びを得て終わることができればそれに越したことはありません。

 

破: 試合ができる
ディベートを本当に学んで熟達しようと思えば、試合をたくさん経験するほかありません。
サッカーにたとえてみましょう。サッカーボールを蹴ったり、ドリブルの練習をしたり、パスの練習をしたり、ゴールにシュートしたりして遊んだら、それだけでそれなりに楽しいし、ボールを扱うスキルも向上するでしょう。軽く練習試合をすればゲーム感覚もわかり、「サッカーとはこんなものか」という全体感も掴めるでしょう。
しかし本気で試合をしなければ、真剣勝負をしなければ、本当のサッカーの醍醐味は一生わからないだろうと思います。本番の試合の空気、相手チームとの駆け引き、戦略と勝負運、ひらめきと連携、真剣に戦い、勝ったり負けたりする中でしか得られない学びがあります。
ディベートも同じです。道場で基礎稽古をすればそれなりにディベートになじむことができます。他の人の試合を観戦すれば理解も進みます。しかし自分の頭と自分の身体で議論をしたり判定を下したりできるようになるためにはどうしても試合経験が必要なのです。
破を目指す人はひとまず10試合、次に30試合、そして100試合することを考えるといいでしょう。

 

離: 何でもディベートできる
教育ディベートは試合することが大きな特徴ですが、ディベートの学びは試合に勝つことなどを大きく超えるものです。勝ち負けを本気で争うチームの試合をジャッジとして判定する経験が絶対に必要です。
判定の力、意思決定力は、現代社会を生きる私たち全てに必要であり、あらゆる場面において役に立つものです。
アカデミックディベートに特徴的な徹底的リサーチと分析、そして戦略と議論は、知的プロフェッショナルの資本である考える力を維持向上する過酷なトレーニングです。

 

トレーニングは、ときに現実の仕事以上のストレスを課します。ディベートを経験した人たちが「ディベートに比べたら会社の仕事は楽だ」と言うのは決して大げさではないのです。

 

私の本音を言えば、ディベートを体験した全ての人にこの段階に進んでほしいと思っています。また、それは充分に可能だと思います。ただ、そこに到達するまでのトレーニングが過酷に感じられて途中で離脱する人がいるのも事実です。離脱してもそれはそれなりのご利益に恵まれるであろうことは上に書いた通りです。
目標は高くて困ることはありません。せっかくディベートするなら大いに高みを目指し、遠くを見てやるのがいいと思います。
が、あまり肩肘張ってディベートを頑張りすぎても疲れてしまいます。今後も休み休み、楽しみながら、いろいろ遊んでいこうと思っています。

 

 

デベート道場についてもっと知りたい方

 

3/25(日)午後 ディベート入門講座(半日コース) 開催

 

ディベートに興味あるけど、

 

「自分にできるのかなぁ」
「時間が取れるか不安だ」
「どんなことやったらいいんだろう」

 

と思っている方は、ぜひディベート入門ワークショップへご参加ください。
そしてディベートをもう少しやってみようと思ったらディベート道場に来てみてください。

 

◇開催概要◇

 

■日 時:2018年3月25日(日)13:30-16:30

 

■会 場:東京都中央区(お申込いただいたみなさまにお知らせします)

 

■参加費:19,400円(一般)

 

STARクラブ友の会メンバーは4割引の11,640円(早割 7,800円)
STARクラブ友の会は年会費12,960円で誰でも入会可能。
詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/1758/
STARクラブディベート道場2018に申し込む場合は道場の参加費から7,800円を差し引きます。

 

ディベート入門講座(半日コース)お申し込みはこちら

 

 

STARクラブディベート道場の大会、予選

 

第2回 STARクラブディベート道場七夕杯 
論題「日本政府は移民規制を大幅に緩和すべきである」
ジャッジ
北野宏明氏 (ソニーコンピューターサイエンス研究所)
佐藤義典氏 (ストラテジー&タクティクス株式会社)
友末優子氏 (バイエル薬品株式会社)

 

STARクラブ JDA秋季大会出場予選
論題: 「日本は、公共の場におけるヘイトスピーチを法的に禁止すべきである」 (2015年JDA秋季大会論題)
ジャッジ
山中礼二氏 (株式会社 グロービス)
竹中野歩氏 (TBWA HAKUHODO QUANTUM)

 

STARクラブ JDA春季大会出場予選
論題: 「日本は2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催権を返上すべきである」 (2016年JDA春季大会論題)
ジャッジ
伊藤英幸氏
佐藤義典氏

 

第3回 STARクラブディベート道場七夕杯
論題「日本は日米安全保障条約を破棄すべきである」
ジャッジ
森川勇治氏 (株式会社ウェッブアイ )
佐藤義典氏 (ストラテジー&タクティクス株式会社)
友末優子氏 (バイエル薬品株式会社)

 

STARクラブ JDA秋季大会出場予選
論題: 「日本は一般的国民投票制度を導入すべきである」 (2016年JDA秋季大会論題)
ジャッジ
山中礼二氏 (株式会社 グロービス)

 

STARクラブ JDA春季大会出場予選
論題: 「日本は代理出産を実施するために必要な法的枠組みを整備するべきである」 (2017年JDA春季大会論題)
ジャッジ
佐藤義典氏 (ストラテジー&タクティクス株式会社)

 

第4回 STARクラブディベート道場七夕杯
森川勇治氏 (株式会社ウェッブアイ )
佐藤義典氏 (ストラテジー&タクティクス株式会社)
友末優子氏 (バイエル薬品株式会社)

 

STARクラブ
http://starclubseminars.com